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シニアテニス両手打ちでの挑戦記 60歳代半ばにしてエルボーをこじらせ片手では打てなくなりバック、フォアーとも両手打ちに替えての試行錯誤、全日本ベテランテニス選手権出場目指してのつれづれ。

ていちゃん
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    スイスオープンのビデオテープ

    金曜日、終日雨。
    昼から温泉へ。KT氏が届けてくれた「スイス・オープン」のビデオ、錦織とジョコビッチを見る。
    ジョコビッチは試合が始まってまもなくメディカルタイムアウトを取って右肩の治療を行ったがいつもの鋭いショットは健在で錦織を寄せつけづ62で実力をみせた。しかしコートチェンジの合間に肩のマッサージ等を受けていたので問題を抱えていたのは間違いない。
    セカンドは互角の戦いとなって錦織が先にブレークして気をよくしたが43からブレークされて44とふりだしになる。
    ジョコビッチキープして45で錦織のサービスを猛然と攻めてきた。このゲームをブレークして勝つんだという意欲満々でその通り0 30とリードを許して、まさに風前の灯に思えたがそこから粘って55.56.66とタイブレークに持ち込んだのは流石だった。そこからは終始優位で74でタイブレークをもぎとり、ファイナルにもちこんだ。

    今度は、そこで錦織がメディカルタイムアウト取って足首をじっくりとテーピングしてもらう。なぜかジョコビッチは早々とコートの出て錦織の終わるのを待っていた。NO1たるものにしては、らしくない行動だに思えた。治療を終えた錦織は確かめるように軽く足を動かしながらポジションに向かった。戦略ではなかっただろうが、結果がわかっているだけに、宮本武蔵の巌流島が頭に浮かんできた。

    NO1の誇りに水を差されそうになったジョコビッチは、コートへ早く行ったのもいらだちや焦りがあったはずだ。
    その時点では06なんては夢想だにもしなかっただろうが、何かを感じていたのかもしれない。
    本人は力を振り絞って懸命に戦っていたのだろうが、錦織のショットの餌食になるシーンが続く。30でリード、だがまだワンブレークそろそろジョコビッチの逆襲が始まるのではと会場は固唾をのんだ異常な雰囲気に思えた。
    ジョコビッチのサービス13となれば流れが変わるかもしれないのだ。だが流れはもう完全に錦織のものになっていた。40 50と頑張ろうとはしているジョコビッチの表情にどうしょうもない苦悩が表れていた。マッチポイントいさぎよくサイドに打ち出して60と思いもしなかったスコアでの勝利となったのだ。運も実力のうち。
    ぼくはこの運に授かろうと佐賀に出かけたのだが、実力がともなってないからだめだった。



    昼から宝の湯へ二人で出かけた。

    wowowで「愛と死をみつめて](吉永小百合、浜田光夫)を途中からみた。
    ラストシーン「うその嫌いなマーコ、なんでうーそついた」
    「うその嫌いなマーコ、なんでうーそついた」
    ベッドに横たわり顔半分をガーゼで覆ったマコはひにくっぽく何度もくり返す。
    一緒に登ろうと約束していた信州の山、マコの持ってきた写真を見ながら二人で登ろうとしているとミコは写真がぼやけて見えなくなる。
    病魔がそこまで蝕んできていたのだ。谷の方から霧がわいてきて山を覆っているとマコがうまくつじつまを合わせたつもりだったが、絶対うそは言わないでと、約束させられたマコが自分のためにうそをついている。約束が違うよとたしなめている悲しくもむねに迫るシーン。
    日記 | 投稿者 ていちゃん 23:53 | コメント(0) | トラックバック(0)