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シニアテニス両手打ちでの挑戦記 60歳代半ばにしてエルボーをこじらせ片手では打てなくなりバック、フォアーとも両手打ちに替えての試行錯誤、全日本ベテランテニス選手権出場目指してのつれづれ。

ていちゃん
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    蝶のように舞い蜂のように刺した

    ツォンガがナダルをノックアウト。まさかこんな無残な負け方をするとは誰が予想できただろうか。ナダルファンの一人として衝撃は大きかった。
    ゲート並んだ二人を比較したときナダルの体が小さく見え何となく一瞬不安がよぎった。ツォンガは仁王様のように肩幅が広く胸の筋肉はシャツのしたから盛り上がりをみせ精悍な面構えはカシアス・クレイよりも鋭い目つきで、ボクシングのリングに上った選手のように前方の一点を見据えていた。
    ノーシードで勝ち上がった選手にしては臆する表情態度は微塵も見せず不敵に思えた。試合のゴングがなればナダルの強烈なエッグボールに手を焼くはずだと楽観して見ていると、ツォンガはひとつ上を行く大人のテニスとでも表現すべきか、つなぐべきときはつなぎ打つときは強打一発で、ひろいまくるナダルもまさにお手上げの強打がコートに炸裂、呆然とするナダルがたびたび見られたのだ。
    ボールがコート深いと見るやいなやネットダッシュしてボレーできめ、厳しいパッシングも大きな体に似合わずひろいまくり決める。まさにナダルはジャブやストレートパンチ、フック、カウンターパンチを受け防戦一方でダウン寸前の状況というのがぴったしに思えた。

    ナダル(ツォンガのサービスで始まる)
     ファーストセット  01 02 03 13 14 24 25 26
     セカンド36 サンセット目26

    さて今日はテー氏との19回目の対戦の日
    やっと冬らしい寒さの日だった。試合中にテー氏が手袋は片方にしていたくらいだから想像できる。
    おまけに風も段々と強くなるしテニス日和にはほど遠く思えた。鼻ももぞもぞしだしたし流石に短パンにはなれなかった。横風が息をついて吹いておりコートも湿っぽくてうまくボールをコントロールできないことがたびたび生じたが、それでも53とリードしたときはこのセットはもらったと内心おもった。

    それが僕のいつもの弱さに通じているのだが、試合中には浮かんでこない。66タイブレークとなって37で負けてしまう。

    セカンドは12でコートチェンジしていると女性二人がコートのフェンス越しに笑顔を見せながら近づいて来るのに気がついた。まさかー えーと思った。来ると知っていればもっと頑張っていたのにと負け惜しみの気持ちが湧いて来た。二人で公園を散歩に来たついでにとか、K県室内選手権のドローを届けに来たとかいって封筒を手渡して去って行ったが、どこまでが本当かわからない。でも彼女らが僕に対して応援の気持ちを持ってくれていることは感じていたので悪い気持ちはしなかった。
    セカンドは44まで競ったが、僕の集中力はそこまでだった。46で負ける。

           並木道24
    観戦 | 投稿者 ていちゃん 23:29 | コメント(2) | トラックバック(0)