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シニアテニス両手打ちでの挑戦記 60歳代半ばにしてエルボーをこじらせ片手では打てなくなりバック、フォアーとも両手打ちに替えての試行錯誤、全日本ベテランテニス選手権出場目指してのつれづれ。

ていちゃん
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    「シルク・ロード」の鈴の音

    だ今日も終日雨。昼から車の免許更新に出かける。
    70歳以上になると事前に高齢者講習を受講しなければ更新できないとのことで、70歳前にしての更新で良かった。
    軽微な違反3点以下一回で免許の有効期間5年 色はブルーを一時間の講習でいただくことが出来た。

    古希を前にして人生のたそがれを思わないわけには行かない。いつまでテニス三昧が出来るか、足腰の様子からして、そこそこ満足できるプレイができて楽しめる歳月はそう永くはないだろう。

    「シルク・ロード」の著者S.ヘディン氏は私と同年代でありながら危険をおかしてこの冒険に取り組んだことを知り驚いた。彼は有数な探検家だったのだ。
    日本が大陸侵略に手をつけていたころ、そんな危険な時代に中華民国の指揮下で大昔の絹の道を生かして近代的な自動車道をつくる為の探査をするという目的で自動車隊を編成して道なき道を辛苦を繰り返しながら探検する。

    ・・・・(我々のテントに還って)毛布にもぐっているときであった。真夜中鈴の音が聞こえてきた。
    初めは遠くのほうからであった。かすかに、ほとんど聞き分け難いほどの鈴の音。
    だんだん近よってくる。その調子を聞いていると、ラクダの足音の伴奏として起こっているのだ。
    一足ごとに近づき、先頭のラクダが、テントの脇をすぎてゆくときは、そのひびきは、まるで耳を聾するばかりであった。鈴の音は、いつ果てるともなくつづいていたが、やがて一つ消え二つ遠のいて、ついには隊商の列も通りすぎ、鈴の音のみが余韻を引いて、いつまでも耳底に耳に残っていた。

    私は、1000年という歳月、荒野に描かれたたった一本の路に、深く刻みこまれれてきたキャラバンの足跡とともに、雨の日も風の日も鳴りつづけてきた鈴のひびきを耳にして、感動しないではいられなかった。

    鈴とともに、旅行者や巡礼者たちがくりひろげる砂漠の生活は、恍惚とするような夢幻の世界が、今日から明日へとつづいていることであろう。
    いまや、ふたたびひびきはかすかになり、ふかい闇のなかに消えてしまうまでには、だいぶ時間がかかった。・・・・・

    いまやシルク・ドーロにはもうこんな世界はないに違いない。
    観戦 | 投稿者 ていちゃん 23:29 | コメント(0) | トラックバック(0)