2008年10月28日
準優勝 ねんりんピック鹿児島2008
25日(土曜日)は、ねんりんピック開会式当日
朝、霧島国際ホテルを出発。
開会式の前に隣の野球場で一校1県交流が行われる。
県内からの小学生が昼食を挟んで我々の席の間に座り、交流するという演出。元気な声で自分たちの郷土を紹介したり、クイズを出したりして、ほほえましい老若のふれあいが続いて、純粋な精いっぱいの歓待をしめしてくれて心温まるものを感じた。短い時間だったが嬉しかったし楽しかった。
それが終わると陸上競技場の横に整列してしばらくして順番に入場を開始する。
入場門に近づくと拍手と声援で選手を迎えている人たちいる。この光景はいたるところで見受けられ、ねんりんピック参加者への歓迎の心意気を感じ、心癒されるとともに精いっぱい楽しみたいと思った。
式次第に則ってセレモニーは淡々と進み炬火点火、あいさつ、ことば、おことば、選手団退場に続きアトラクションに移った。グランドをいっぱい使って鹿児島の若い力が力いっぱい表現されていた。
それが終わると近くの市民文化ホールでテニス、ソフトテニス、卓球だけの開会式がおこなわれた。もう疲労困憊、足はパンパンになりようやく会場に陣取ったが幕が開かない。
後で聞くと監督会議でくだらん質問が続質して閉口したそうだ。
しかし緞帳が上がると快活な金管の音色が響いてきた。小さな小学生の集団の信じられない光景が目に映り釘付けになる。プロ顔負けのなつかしいジャズのメロディが会場に流れ拍手喝采をかった。後でプログラムに目を通すと「リトルチェリーズ玉江」鹿児島市の北に位置する玉江小学校で5回連続日本一、6回にわたる海外遠征は「世界で8番目の不思議」とメディアから絶賛されていると言う。
アトラクションが終わり開始式のメインは高齢者の特別表彰であった。
26日(日曜日)曇り昼過ぎから雨。予選リーグ当日。
4県づつAからQまで17ブロックに別れて4県(市)ごと3ゲームを戦い一位から四位を決めて明日は一位グループから四位グループのトーナメント行い争うのだ。
我々K県ブロックは宮城県、堺市、広島県。
・広島 2-1
70男タイブレーク 60女タイブレーク 60男0-4
・堺市 3-0
70男4-1 60女4-0 60男4-0
・宮城 2-1
70男0-4 60女タイブレーク 60男4-0
何とか三勝して明日の一位グループへ進出できたが、厳しかった。
第一試合目、朝一番の試合で硬さが取れず、最も危険であった。1,2試合がタイブレークの接戦で危うかったしどちらかを落としていれば、転げ落ちていたかもしれないのだ。
3試合目の我々はそんなに強いとは思えない相手に自滅してしまったのだ。勝利が決っていたにも関わらず。
第二試合目の堺市は高齢者受賞者が三人もいたし楽勝。
第三試合目宮城県とが二勝同士で勝った方が一位グループとなるのだ。
1-1で60男の我々に勝負が懸かる。宮城の60男子は自分たちが0-3で負けた広島に4-2で勝っている。
しかし堺市の試合から落ち着きを取りもどした自分たちのテンスは好調をで、その宮城に一方的に40で圧勝して仲間たちに祝福された。これでよかったですかねと皆を笑わせた。心配をよそに綱渡りの接戦を70男子60女子が頑張り、ここで何とか60男子も貢献できてほっとする。
27日(月曜日)はれ。決勝トーナメントの日。
一位グループ17チームで決勝トーナメントを争う。
トロフィーとメダル、表彰状をもらう為には二試合勝たなければならない。つまり最低同率三位となるのだ。
一試合目 茨城県 2-1
手の内も分からず予選では30、30などのスコアーが記録にあり、かなりのプレッシャーを感じていたのだが、監督のK氏はスコアーは相手次第だからあまり気にしないでいいよと経験からにじみ出る言葉に勇気をもらった。結果はあんずるよりで4-1、4-2、1-4で勝ってしまった。
準々決勝 長崎県 2-1
勝ち上がってきた長崎とベスト4を賭けて戦うことになる。神奈川、兵庫を破って勝ちあがった長崎には手ごわいというイメージと同じ九州勢だからという気持ちが遠くから試合を観察していてあった。
70男子の選手兼監督のK氏は相手の心理を読みぬいてあだやかに逆転勝ち(TB)、60女子も接戦(TB)を制して2-1で待望のベスト4になったのだ。60男子TB負け。
(*TB--タイブレーク)
人間て勝手なもので欲が深い動物だ。朝、出かけるときは東京に近い茨城は強いに違いない。
一位グループになったまでは良かったが一回戦負けでは他のクループと同じなのだとか弱気なことを思い巡らしてもいた。
何とか一回戦、そして二回戦突破してトロフィーに手が届けばおんのじだと心密か思っていたのだが。
準決勝 三重県 2-1
栃木、静岡を破って勝ち上がった三重県だ。ネット越しに挨拶で並ぶと見覚えのある顔があった。先日のシニア全国大会で対戦してやられた人だ。先方も気がついた。
よろしくお願いします。
二面を同時に使って70男子と60女子の試合が始まった。60女子が破れ70男子が勝ち、自分たち60男子に決勝進出のポイントが懸かったのだ。
(三重県との対戦中の70男子)
息詰まる熱戦が続いたに違いない。あとで仲間からほめられた。仲間の必死の応援が耳に届く、こちらのリードで試合は進み、テニスは上手そうだが長パンツをはいた動きの悪そうな人を攻めたのが成功した。
私のハイボレーが長パンツの逆をついてコートにゆっりと落ちて勝利が決った。4-2。
みんなこおどりしてよろこんだ。あの瞬間は6人の気持が一体となっているのを感じた。
決勝戦 愛知県 0-3
日のかたぶきはじめた頃、決勝は愛知県とコート三面を使ってお同時に行われた。
60男子は1-1となり自分のサービスを落として1-2となってから相手のペーストなった。
1-3、2-3となるチャンスを逸して1-4で敗退。
隣のコートに目をやると60女子1-3 70男子1-3で戦っていた。まもなく2-3 2-3と両方とも追い上げてまたもや逆転かと見入っていたが、女子が2-4で破れ70もそれを確認したかのように、やがて2-4で負ける。
(市長による表彰式)
果敢にそして健闘した準優勝だと思う。
28日(火曜日)
この大会で思わぬ結果となり驚くばかり、他県の参加者もおめでとうと声をかけてくれるし、思い出を残してくれた鹿児島のシンボル櫻島も朝焼けですがすがしかった。13時、鹿児島中央駅にバスが待機しており帰途に着く。はれがましくも準優勝メダルを首にかけて。
(朝焼けの桜島)