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シニアテニス両手打ちでの挑戦記 60歳代半ばにしてエルボーをこじらせ片手では打てなくなりバック、フォアーとも両手打ちに替えての試行錯誤、全日本ベテランテニス選手権出場目指してのつれづれ。

ていちゃん
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    ひとりごと 尺八の練習

    終日雨。祭日なのに、残念そうな仲間の顔が浮かぶ。終日家で過す。左膝はどの程度悪いのか分からないが、安静にするには慈雨ということになる。

    全米テニスの決勝を見ながらウクレレと尺八の練習をする。12月の初め、あそかんぽでシニア仲間とテニス一泊での忘年会で余興を依頼されている。昨年は尺八を数日前に依頼された音が出なくて大変な思いをした。
    今年は一月前くらいから取り出して練習をしているが珍しがられるくらいの、しろものには違いはない。

    指折り数えれば半世紀近くも前になる、20代の初めだった。友人に進められて会社の尺八同好会に入門したのがきっかけだった。
    三十をいくつか前にして当地に来てから、寂しくもあり、しばらくしてお琴教室に尺八を習いに行きだした。
    特別習うものもなかったが、そこでしばらく演奏なんかを楽しんでいたが、琴の先生の花婿の話になったりしだして戸惑い足がとうのいていった。

    今は、忘れた頃に取り出しては昔を偲んで一人で吹いている。当時は自分が一番若かったし、同世代を除きほとんどの方がなくなっているかもしれないと思うだけでせつなくなる。
    毎年会社の保養所で研修発表会があり、一人一曲好きな古典を琴と三弦に合わせて会長の前で演奏する。
    これは貴重な経験だったと思う。曲選びから琴、三弦の先生との練習。

    しんと静まりかえった広間での発表演奏は待ったなしの一発勝負、音はかすれミスをする、正座の足はしびれて来る。しかしながら、がむしゃら必死の青春のひとときだった。
    新人賞とかで楯をもらった記憶がかすかにある。曲は確か「夕顔」だった。何度か挑戦したが賞はそれが最初で最後だった。練習に熱を入れるとすぐに口内炎ができるし、流行の歌のほうが好きだった。
    それからしばらくして都山流奥伝の免許をもらい名前は「・・章月」。
    下の写真は植松章山の追善演奏会とある。その章をもらっているが、自分の直接の師匠は「・・桐山」なぜか半世紀も経って今頃疑問に思っている自分がいる。

            sha-e

    (植村章山追善演奏会 1964,11,15)


    ネットで「植村 章山 尺八」と書き込みクリックするなんと(尺八の調べベスト)で植村章山(演奏)とある。二世かもしれないが、当時の尺八の一人者を同好会は招いていた。その一人、当時最高の演奏者と言われていた広島の島原帆山氏。
    ネットで調べると2001.01.8.3付けで「人間国宝で、広島市名誉市民の尺八奏者島原帆山さん(99)=東区=が原爆の日の六日夕、中区の原爆慰霊碑に初めて献曲する。」とあるのを見てびっくり。その年まで健在で尺八を手にしていたとは。
    練習していると、つかの間の青春の一ページ、あの頃の思い出が走馬灯のように浮かんできた。

           sha-ren

    (練習風景)





    観戦 | 投稿者 ていちゃん 23:42 | コメント(0)| トラックバック(0)
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