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シニアテニス両手打ちでの挑戦記 60歳代半ばにしてエルボーをこじらせ片手では打てなくなりバック、フォアーとも両手打ちに替えての試行錯誤、全日本ベテランテニス選手権出場目指してのつれづれ。

ていちゃん
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    パスポートの思い出

    晴れ。
    気が張っていたせいか、今頃疲れを感じ始めた。
    昼からあーちゃんに付き合って申請したパスポートを受け取りに行く。10年用、多分もう海外へは無縁だろう、行く余裕も元気も失せてしまっている。本当は行きたがってしょうがない気がしてのだが、いまは色あせてしまった。

    テレビBSの「世界ふれあい街歩き」で世界各国の路地裏まで散策しているので、これにまさる旅はないだろう。せめてビジネスクラスならともかく、あの狭い座席で長時間過すのを思うだけで大変だ。

    しかし機上の人となるとシャバのことが頭の中からスーット消えうせて別世界に行けるうきうき気分になるから不思議だ。

    勤続30年かなんかで休暇といくばしかのろぎんを手にしたので、記念の旅行を思いたった。倹約に倹約、二人の休暇も考慮して最長6間しか取れない。

    「ローマステイ6日間」に決めた。成田空港に着くと、そのツアーには我々二人しか参加していない。慌てたがどうしょうもない。案内の女性が色々と説明してくれたが不安で仕方がなかった。直行便でなく英国経由で乗換えがあったのだ。
    必死で乗り継ぎ何とかローマ空港にたどり着いた。現地案内人が待っておりホテルまでタクシーで案内してくれて、帰りの日に又迎えに来ますが、ここは引ったくりが多いのでくれぐれも注意下さいとるる話してから帰っていった。

    それから3-4日の二人だけの模索の観光がが始まった。
    ローマは思ったより小さな街だった。二人で歩いて観光ができた。
    まさに遺跡に埋もれた町並み。いたるところに遺跡がたたずんでいるのだ。コロッセ中をじっくり見てまさりここで囚人と猛獣との死闘が繰り広げられていたと言う、大昔のローマも栄光を、巨大な構築物を不思議な気持ちで眺めていた。

    「終着駅」のテルミニ駅も近くにあった。 ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト の白黒映画も記憶にあった。何度も見た「ローマも休日」の痕跡もたどってもみた。
    何気なく歩いているとスペイン広場を見下ろす高台を歩いていた。階段を下りて行くと近くのトレビの泉にたどり着いた。後ろ向きでコインを投げ入れると願いが叶うとか。

    どこをどう歩いたが覚えはないが「真実の口」にも足をはこんだ。新聞記者に扮するグレゴリー・ペックが女王に扮するオードドリー・ヘップバーンに手首を食われる演技が印象深い。
    一日かけてのバスツアー、長靴の足首あたりのポンペイにも出かけた。カプリ島は見えただけ「オオソレミヨ」「帰れソレント」のふるさとに近づいていたのは確かだ。

    バチカンにも出かけた。歩くのには程遠く、地下鉄におそるおそる乗って出かける。広大な建物と言うか構築物。
    半円のドームのとっぺん先、人一人通れるらせん階段を上り詰めると、そこには360度、ローマの街並みがはるかかなたまで見渡せた。ここまでくる観光ツアーもないだろうからと、せめての自慢だった。

    ツアー向けの夜のカンツォーネの歌も出かけてみたが、そこそこの印象。
    明日は帰るという日の夕刻、、ぼくは1人でグレゴリー・ペックがヘップバーンを車で王宮らしき宿泊所まで送って、門の近くで降ろして別れた場所を尋ねてやっとたどり着いた。
    だらだらの坂道の突き当たりには鉄柱の塀があったのだ。

    ぼくたちはささやかな「世界ふれあい街歩き」に近いことをやったような気がしている。



    日記 | 投稿者 ていちゃん 23:36 | コメント(3)| トラックバック(0)
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    コメント
    小学生のときに行ったスギノイパレスと高校のときにいったディズニーランドは思い出深いです。
    旅行ってお金もかかるし、決断力いるけど、ずっと思い出に残るので、ぜひぜひ行ってください。
    こっちにきてから思うけど、沖縄や韓国など、九州から近いとこに旅行いっておけばよかったなと思います。
    投稿者 あけみ 2010/06/12 21:51
    スギノイパレスで西遊記見たよねー。
    投稿者 リリパパ 2010/06/12 23:36
    あけみ ちゃん、 リリパパ へ
    スギノイパレスは家族で行ったのかな。ほとんど記憶がない。
    東京行きは(ディズニーランド、東京見物、つくば博)思い出づくりにと思い立った。翌年は二人に受験を控えていた事もあり最後の機会とも思えたからだ。
    松戸の叔母さんの家に泊まらせていただき、車も借りて、知らない街をよくど運転できたものだと
    思う。あわただしい東京から飛行機で降り立ち、車で帰途に着いたとき、ほっとしたことを思い出す。
    数日後に、日航機の御巣鷹山墜落事故があり肝をつぶした。いろいろと思い出深い旅となりました。
    あれから25年、月日は過ぎ去り、いつもやさしく接してくれていた叔母さんも最近なくなられた。
    まさに光陰矢の如しです。今からは君たちの時代です。足元を見つめて、きょうだいなかよく助け合って過して下さい。
    投稿者 ていちゃん 2010/06/14 20:28
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