2010年06月11日
パスポートの思い出
晴れ。
気が張っていたせいか、今頃疲れを感じ始めた。
昼からあーちゃんに付き合って申請したパスポートを受け取りに行く。10年用、多分もう海外へは無縁だろう、行く余裕も元気も失せてしまっている。本当は行きたがってしょうがない気がしてのだが、いまは色あせてしまった。
テレビBSの「世界ふれあい街歩き」で世界各国の路地裏まで散策しているので、これにまさる旅はないだろう。せめてビジネスクラスならともかく、あの狭い座席で長時間過すのを思うだけで大変だ。
しかし機上の人となるとシャバのことが頭の中からスーット消えうせて別世界に行けるうきうき気分になるから不思議だ。
勤続30年かなんかで休暇といくばしかのろぎんを手にしたので、記念の旅行を思いたった。倹約に倹約、二人の休暇も考慮して最長6間しか取れない。
「ローマステイ6日間」に決めた。成田空港に着くと、そのツアーには我々二人しか参加していない。慌てたがどうしょうもない。案内の女性が色々と説明してくれたが不安で仕方がなかった。直行便でなく英国経由で乗換えがあったのだ。
必死で乗り継ぎ何とかローマ空港にたどり着いた。現地案内人が待っておりホテルまでタクシーで案内してくれて、帰りの日に又迎えに来ますが、ここは引ったくりが多いのでくれぐれも注意下さいとるる話してから帰っていった。
それから3-4日の二人だけの模索の観光がが始まった。
ローマは思ったより小さな街だった。二人で歩いて観光ができた。
まさに遺跡に埋もれた町並み。いたるところに遺跡がたたずんでいるのだ。コロッセ中をじっくり見てまさりここで囚人と猛獣との死闘が繰り広げられていたと言う、大昔のローマも栄光を、巨大な構築物を不思議な気持ちで眺めていた。
「終着駅」のテルミニ駅も近くにあった。 ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト の白黒映画も記憶にあった。何度も見た「ローマも休日」の痕跡もたどってもみた。
何気なく歩いているとスペイン広場を見下ろす高台を歩いていた。階段を下りて行くと近くのトレビの泉にたどり着いた。後ろ向きでコインを投げ入れると願いが叶うとか。
どこをどう歩いたが覚えはないが「真実の口」にも足をはこんだ。新聞記者に扮するグレゴリー・ペックが女王に扮するオードドリー・ヘップバーンに手首を食われる演技が印象深い。
一日かけてのバスツアー、長靴の足首あたりのポンペイにも出かけた。カプリ島は見えただけ「オオソレミヨ」「帰れソレント」のふるさとに近づいていたのは確かだ。
バチカンにも出かけた。歩くのには程遠く、地下鉄におそるおそる乗って出かける。広大な建物と言うか構築物。
半円のドームのとっぺん先、人一人通れるらせん階段を上り詰めると、そこには360度、ローマの街並みがはるかかなたまで見渡せた。ここまでくる観光ツアーもないだろうからと、せめての自慢だった。
ツアー向けの夜のカンツォーネの歌も出かけてみたが、そこそこの印象。
明日は帰るという日の夕刻、、ぼくは1人でグレゴリー・ペックがヘップバーンを車で王宮らしき宿泊所まで送って、門の近くで降ろして別れた場所を尋ねてやっとたどり着いた。
だらだらの坂道の突き当たりには鉄柱の塀があったのだ。
ぼくたちはささやかな「世界ふれあい街歩き」に近いことをやったような気がしている。
気が張っていたせいか、今頃疲れを感じ始めた。
昼からあーちゃんに付き合って申請したパスポートを受け取りに行く。10年用、多分もう海外へは無縁だろう、行く余裕も元気も失せてしまっている。本当は行きたがってしょうがない気がしてのだが、いまは色あせてしまった。
テレビBSの「世界ふれあい街歩き」で世界各国の路地裏まで散策しているので、これにまさる旅はないだろう。せめてビジネスクラスならともかく、あの狭い座席で長時間過すのを思うだけで大変だ。
しかし機上の人となるとシャバのことが頭の中からスーット消えうせて別世界に行けるうきうき気分になるから不思議だ。
勤続30年かなんかで休暇といくばしかのろぎんを手にしたので、記念の旅行を思いたった。倹約に倹約、二人の休暇も考慮して最長6間しか取れない。
「ローマステイ6日間」に決めた。成田空港に着くと、そのツアーには我々二人しか参加していない。慌てたがどうしょうもない。案内の女性が色々と説明してくれたが不安で仕方がなかった。直行便でなく英国経由で乗換えがあったのだ。
必死で乗り継ぎ何とかローマ空港にたどり着いた。現地案内人が待っておりホテルまでタクシーで案内してくれて、帰りの日に又迎えに来ますが、ここは引ったくりが多いのでくれぐれも注意下さいとるる話してから帰っていった。
それから3-4日の二人だけの模索の観光がが始まった。
ローマは思ったより小さな街だった。二人で歩いて観光ができた。
まさに遺跡に埋もれた町並み。いたるところに遺跡がたたずんでいるのだ。コロッセ中をじっくり見てまさりここで囚人と猛獣との死闘が繰り広げられていたと言う、大昔のローマも栄光を、巨大な構築物を不思議な気持ちで眺めていた。
「終着駅」のテルミニ駅も近くにあった。 ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト の白黒映画も記憶にあった。何度も見た「ローマも休日」の痕跡もたどってもみた。
何気なく歩いているとスペイン広場を見下ろす高台を歩いていた。階段を下りて行くと近くのトレビの泉にたどり着いた。後ろ向きでコインを投げ入れると願いが叶うとか。
どこをどう歩いたが覚えはないが「真実の口」にも足をはこんだ。新聞記者に扮するグレゴリー・ペックが女王に扮するオードドリー・ヘップバーンに手首を食われる演技が印象深い。
一日かけてのバスツアー、長靴の足首あたりのポンペイにも出かけた。カプリ島は見えただけ「オオソレミヨ」「帰れソレント」のふるさとに近づいていたのは確かだ。
バチカンにも出かけた。歩くのには程遠く、地下鉄におそるおそる乗って出かける。広大な建物と言うか構築物。
半円のドームのとっぺん先、人一人通れるらせん階段を上り詰めると、そこには360度、ローマの街並みがはるかかなたまで見渡せた。ここまでくる観光ツアーもないだろうからと、せめての自慢だった。
ツアー向けの夜のカンツォーネの歌も出かけてみたが、そこそこの印象。
明日は帰るという日の夕刻、、ぼくは1人でグレゴリー・ペックがヘップバーンを車で王宮らしき宿泊所まで送って、門の近くで降ろして別れた場所を尋ねてやっとたどり着いた。
だらだらの坂道の突き当たりには鉄柱の塀があったのだ。
ぼくたちはささやかな「世界ふれあい街歩き」に近いことをやったような気がしている。