2011年08月05日
光陰矢の如し
金曜日、晴れ。
いつものように昼からコートへ出かけた。K氏が来ていたのでストロークの練習をお願いする。明日明後日と郵政の全国大会が熊本で開かれるとのこと。パークドームと運動公園の合わせて20数面を使っての規模らしい。
左肩は可もなければ不可もない。うじうじの状態で、サービスやボレーは怖くて躊躇する。K氏からシングルスを誘われたけど来週まで待ってくださいと断った。やりたいのは山々だがここは辛抱のしどころだ。
今日がおじさんの葬儀だと聞いていた。日にちがたっているのは何か事情があったのだろう。これで長女だったお袋の連れ添いを含めて健在なのは、次女の叔母さん一人になったが施設で寝たきり意思の疎通はかないそうもない。
一つの時代が終わっていく。あの終戦の大変な時代を過して来た人たちだ。終戦時、幼稚園に行っていたぼくは、貧しさの思いでは腹いっぱい、人に語られるものではない。
この叔母さんにも随分お世話になった。小学校の頃、夏休に遊びに行くのが唯一の楽しみだった。男の子が5人いて遊ぶには不自由はしなかった。近くに松林の海岸があり、すぐ側には大きな川もあり、そこの水溜りで泳いだりした。
母は一番上で女4人男2人の6人きょうだいで、同じ世代のいとこはそこに参集したのだった。
一番下の妹がおじさんに嫁いで全国を点々としたのち、松戸に落ち着いた。東京にいるということで親戚連中は上京するときは、何かとお世話になっていたのだ。
先日おじさんがいみじくも口にしたよね。自分たちの結婚に一番先に賛成してくれたのはぼくの母、お袋だったという。突然の言葉にピンとこなかった。おじさんは三井か三池か当時栄えていた会社に勤めていたから、良縁で問題はないと思っていた。
おじさんの姉妹に知能の低い人がいたことを後で思いだした。そのことがこの良縁と思われる縁談に影を落としていたのかもしれない。半世紀ゆうにたっているのに、ぼくの存在がそのことをおじさんの記憶に宿ったのだろうか。
おじさんは叔母さんが倒れてから6年余り、献身的に尽くされた。それをぼくなりに思う。
俺が来るのを待っていると、おじさんは喜々とした思いで毎日通ってたに違いない。二人の気持ちが通じあった、おだやかな歳月が通り過ぎて行ったのだ。おばさんの見舞いに行くごとに表情がすこしづつ失われているようで淋しかった。
おじさんはおばさんを立派に見送って、その後を追われていったに違いない。
いつものように昼からコートへ出かけた。K氏が来ていたのでストロークの練習をお願いする。明日明後日と郵政の全国大会が熊本で開かれるとのこと。パークドームと運動公園の合わせて20数面を使っての規模らしい。
左肩は可もなければ不可もない。うじうじの状態で、サービスやボレーは怖くて躊躇する。K氏からシングルスを誘われたけど来週まで待ってくださいと断った。やりたいのは山々だがここは辛抱のしどころだ。
今日がおじさんの葬儀だと聞いていた。日にちがたっているのは何か事情があったのだろう。これで長女だったお袋の連れ添いを含めて健在なのは、次女の叔母さん一人になったが施設で寝たきり意思の疎通はかないそうもない。
一つの時代が終わっていく。あの終戦の大変な時代を過して来た人たちだ。終戦時、幼稚園に行っていたぼくは、貧しさの思いでは腹いっぱい、人に語られるものではない。
この叔母さんにも随分お世話になった。小学校の頃、夏休に遊びに行くのが唯一の楽しみだった。男の子が5人いて遊ぶには不自由はしなかった。近くに松林の海岸があり、すぐ側には大きな川もあり、そこの水溜りで泳いだりした。
母は一番上で女4人男2人の6人きょうだいで、同じ世代のいとこはそこに参集したのだった。
一番下の妹がおじさんに嫁いで全国を点々としたのち、松戸に落ち着いた。東京にいるということで親戚連中は上京するときは、何かとお世話になっていたのだ。
先日おじさんがいみじくも口にしたよね。自分たちの結婚に一番先に賛成してくれたのはぼくの母、お袋だったという。突然の言葉にピンとこなかった。おじさんは三井か三池か当時栄えていた会社に勤めていたから、良縁で問題はないと思っていた。
おじさんの姉妹に知能の低い人がいたことを後で思いだした。そのことがこの良縁と思われる縁談に影を落としていたのかもしれない。半世紀ゆうにたっているのに、ぼくの存在がそのことをおじさんの記憶に宿ったのだろうか。
おじさんは叔母さんが倒れてから6年余り、献身的に尽くされた。それをぼくなりに思う。
俺が来るのを待っていると、おじさんは喜々とした思いで毎日通ってたに違いない。二人の気持ちが通じあった、おだやかな歳月が通り過ぎて行ったのだ。おばさんの見舞いに行くごとに表情がすこしづつ失われているようで淋しかった。
おじさんはおばさんを立派に見送って、その後を追われていったに違いない。
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